「落書き=悪」じゃない⁉︎〜落書き学習【Doodling学習法】〜

皆さんこんにちは!自習館です。
皆さんは、「授業中に落書きをして先生に注意されてしまった」という経験が一度はありませんか?
しかし!その落書きこそが、学習効果を高める可能性があることをご存じでしょうか?
そこで今回は、落書きを活用した「Doodling学習法」についてご紹介します!
前回の記事で、「紙とペンを活用した学習の効果」についてご紹介しましたが、今回は応用篇です! 
【紙とペンを活用した学習の効果はこちらから

本記事を参考に、皆さんのアナログ学習や作業に活かしてみてくださいね!

1. 落書き学習【Doodling学習法】

1-1. Dooding学習法とは?

「Doodling」とは、「ただの線」や「簡単な図形」などを、意味もなく手を動かして描くことです。つまりは落書きを意味します。
Doodling学習法の実践方法は非常に簡単です。授業を聞きながら、問題を考えながら、ノートの余白に落書きをするだけです!


この際にイラストやアートなどを丁寧に書き込む必要は全くありません。
むしろ、丁寧に絵を書こうとすると、かえって勉強に集中できなくなってしまいます。
あくまで、学習をサポートするための「気楽な手の動き」として取り入れましょう!
大切なのは、「聞きながら、考えながら、手を動かしている状態」を作ることです!

例)・ぐるぐるした線
  ・三角形や星 など

1-2. Dooding学習法2つの効果

①集中力を維持しやすくなる

長時間、授業を聞いていたり、演習問題を解き続けていると、どうしても集中力が切れてしまいます。このように、脳は一点集中だと疲れやすいですが、Doodling学習法を活用することで、ちょうどよい「分散型の集中」を作ることができます。落書きにより、軽く手を動かすことで、脳にちょうどよい刺激が与えられ、集中力が保ちやすくなりますよ!

②記憶が定着しやすくなる

手を動かすことは、無意識レベルで記憶の定着を助ける働きがあります。
意味がなく見えるような線や模様でも、「手を動かしながら聞く・読む」という行為自体が、脳に複数の刺激を与え、記憶の定着を助けます!


たとえば、重要な話を聞きながら何気なくグルグルと円を書いていたとします。
あとでそのノートを見返すと、「このグルグルを書いてた時に〇〇について話してたな」と、絵そのものではなく「書いていた行為」が記憶の引き金になることがあります!

1-3. 科学的に証明されたDoodling学習法の力︎

プリマス大学のAndrade, J.が実施した実験で「Doodling」の効果は証明されています!
実験の内容は、電話メッセージを聞き、出てきた人名を記憶するというものです。
「Doodling」をしながら記憶するグループと何もせずに記憶する2つのグループで実験を行ったところ、「Doodling」を行ったグループの方が29%多くの情報を記憶できたそうです。この結果は、「daydream」(目覚めながら夢見ているようなぼんやりとした状態)を減らし、集中力を高めるためと仮説が立てられています!このようにDoodling学習法は科学的に効果が証明されています。

2. まとめ

 いかがでしたでしょうか?
今回は、落書きを学習に活用した「Doodling学習法」をご紹介しました。
一見ムダに見える線や図形も、集中力や記憶力をサポートしてくれます!
ぜひ、今日の学習から「Doodling学習法」を取り入れてみてくださいね!
落書きで勉強がもっと身に付く、もっと楽しくなります!


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最後まで、お読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに!